むち打ちの種類と症状

交通事故に遭った際、多くの人がむち打ちの症状を思い浮かべると思います。むち打ちは目に見える症状ではないので、人に痛みを理解してもらうのが難しくまた、医師に症状をどう説明して良いか困る場合があります。

そういった方は自身のむち打ちの症状を把握するヒントとしてお読みいただければと思います。


目次

1.むち打ちという名前の由来

2.むち打ちの種類と症状

3.この症状が出たら要注意

4.なぜ事故当時はあまり痛く感じないの?


1.むち打ちという名前の由来

「むち打ちです。」と整形外科に足を運んでも診断書にはおそらく【頸椎捻挫】もしくは【頚部捻挫】と書かれるはずです。

むち打ちというのはあくまで俗称です。例えば急性腰痛の事をぎっくり腰と呼んだりするようなイメージだと思ってください。

ではなぜむち打ちと呼ばれているかというと事故衝突時の体・首の衝撃によるしなり方がまるで鞭を打っているかの様な動きになるからです。

よく自動車会社のCMなどでダミー人形がスローモーションで事故を状況を再現するものがありますが、まさにあの状態です。

これがむち打ちの名前の由来です。

ちなみに筆者もむち打ちになった事がありますが、本当に痛すぎて首が動かなくなります。そして首が痛いがゆえに腕もあがりませんでした。しかし、出血している訳でもないので人には理解してもらいにくい部分があります。

2.むち打ちの種類と症状

以下、種類と症状を列挙していきます。

1.頸椎捻挫型 【症状】頚部の痛み・頭痛・知覚異常・手(上肢)の脱力感やしびれ

おおよそ8割の症状を占め、一般的なむち打ちと呼ばれる状態です。

首を支持する筋肉群(胸鎖乳突筋・斜角筋・僧帽筋・菱形筋・大胸筋など)が損傷し、靭帯、関節包などの軟部組織に断裂などの損傷が起こっている状態です。
後頭部の痛みや、頚部痛などの症状が顕著。

2.頸部交感神経症候群 (バレ・リュー型) 【症状】後頭部痛・頚部の痛み・耳鳴り・難聴・めまい・視力障害・倦怠感・疲労感・夜間時の手のしびれ

頸椎を含む脊椎に衝撃を受け、ねじれた瞬間、衝撃を受けた瞬間に、骨と骨の間から出ている神経や血管や圧迫したり傷つけて起こる神経症状です。周辺組織に血行障害も起こすことがあります。

痛みや痺れや他に、頭が重く感じたり、起床時に疲れが残っていたりします。

3.神経根型 【症状】咳、くしゃみ、首の動きによって症状が増悪する。神経の支配下にある部分の知覚障害・しびれ・麻痺・筋力の低下・反射の異常など

2.頸部交感神経症候群が神経が傷つけられたという事に対して、こちらは神経が引き伸ばされたり、圧迫を受けたりする状態の事を指します。

4.脊髄型 【症状】上肢のしびれ・歩行障害・膀胱障害・直腸障害

非常に重い症状の状態です。

名称からなんとなく察しが付く方もいらっしゃるかもしれませんが脊椎を損傷してしまう場合の事を指します。

この状態になると後遺症が残る可能性も高くなります。

3.この症状が出たら要注意

上に列挙しました症状は目に見えません。目に見えないどころか、レントゲンでもわからない事があります。そうなってくるとよく言われている

「レントゲンには異常ありませんね。シップと痛み止め出しときますね~」

の状態になる可能性が高いのです。

「けど実際に痛いし、手もしびれるんだから異常がないわけない!」

と心の中では思っていてもなかなか口に出せませんよね?

 

そうなった場合、まずは理解あるドクターを探すのが一番だと思うのですが、ご自身でも症状をある程度の把握出来る目安をお伝えします。

・動かすとその部位の痛みが増悪する

・何もしていなくてもズキンズキンと痛い

・事故前に比べて気が散りやすい、集中できない

・就寝前などの安静時に痛みが明確になる

・天気や気圧の加減で症状が変わる

・痛み止めが切れたら痛みが強くなっている

・事故前に比べて明らかに日常生活に悪影響が出ている

・診断書にあった安静期間を過ぎてもまだ変わらず痛い

 

上記の状態であれば必ず詳しい検査及び治療を受けましょう。どれかのタイプに該当している可能性があります。

これから何年も使う大切なあなたの体です。

「あの時キチンと治療をしておけば・・・。」と数年たってから後遺症で苦しまない様に適切な治療を必ず受けましょう。

→ 交通事故・むち打ちのリハビリはどこでするの?

4.なぜ事故当時はあまり痛く感じないの?

諸説ありますが、一番は事故当時の精神状態にあると思います。

交通事故に遭ってしまい、誰もが最初はパニック状態に陥ります。

破損した自分の車、同乗者の安否、警察や救急への対応、損保会社への連絡、仕事、家事、育児の事・・・etc

様々な事が脳裏をよぎっていきます。そのショック状態の中で自身の痛みには気が回らなくなり、一通り落ち着いた後に症状が一気に出るのです。

むしろ一気に出るというよりは一気に感じだす、認識しだすといった方が正しいかもしれません。なぜなら、症状や痛みは事故直後からそこに存在していたのですから。

繰り返しますが、自分では軽微な事故と思っていても体が我慢しているだけかもしれませんので必ず専門家の治療を受けるように心がけましょう。

 

当院は豊中市にあります交通事故専門院です。

弁護士や行政書士とも連携をとっております。

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